癪に障る

koharu

2019-06-25
新しい恋物語
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私が過去の日記を読んで
落ち込んでいるなど
思いもしないAさんは
いつものようにラインをくれた

パスワードを教えたことさえも
忘れているのか
ブログの話は一切出なかった

「今日は何していたの?」
「うん いろいろ」

「今日はこんなことがあってね」
「そう、よかったね」

私は無理していた
明るくとはいかなくてもせめて
いつものように振る舞おうと

だけど日記の内容がちらついて
仕方なかった

そのうち私の変化に気が付いたAさん

「どうしたの?今日は元気がないね」
「ちょっと疲れてるだけよ」

「忙しかったの?」
「うん ちょっとね 」

「そっか リカは休みの日も忙しいね
肩揉みしてあげたいな」
なによ、してくれたことなんてないくせに
恩着せがましいんだから

こんな気持ちで
「ありがとう」なんて言えない

「私、そうゆう言い方好きじゃないって
知ってるでしょ」

「え?ああ そうだったね ごめんごめん」

あー ダメだ
イライラしてる

Aさんの言葉
今は何を聞いても癇に障る

このまま話してると嫌な女になるだけ
こういう時は手放すのよ

私は過去の恋愛から学習していた

「今日はもう休もうかな」

ほんとはまだ話していたかったけど
思い切って
その場を離れることにした

隕石