4度目のデートの始まり

koharu

2019-05-31
現在
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ある土曜日の朝Aさんに会うため
家を出た

夜遅くまで起きていた子供たちは
まだ眠っていた

「いってきます」 
小さな声で言って家を出ると
もう 私は母ではなく
一人の女性になっていた

忘れ物はないかしら
Aさんとの待ち合わせの場所に向かうのは
いつも緊張する

今回もちょっとした遠出

とにかく元気で当日を迎えられたことに感謝して
「今向かっています 11時前には着きます」
とラインした

「わかった 僕はもう少し早く行ってますね」

そうだよね
Aさんは休日出勤ということになっているから
出発時間は変えられない

いろんなことを思いながら
電車に揺られていた

着いたらまずお化粧直ししたいな
髪も乱れてないかな

もうすぐ着く

改札まであと少し

Aさんは改札でキョロキョロしながら
私を探していた
今日は私の方が先に見つけた

Aさんは私の視線に気が付いて
ニコニコしながら走ってきた

「走らなくてもいいのに…あ、お久しぶりです」

「見つけたら思わず駆け寄っていました
いつもほんとにきれいだね
うっとりするよ」


またそんな嬉しい言葉から始まった

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