過去と現在が交錯する

koharu

2019-03-27
過去の日記(乗り越えるまで)
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「僕ね 
言ったと思うんですけど
前から気になっていたカフェに
どうしても行ってみたくて」

「ええ 私 この辺りの土地勘がないので
お任せします」


2019008.jpg





しばらく電車に揺られると海が見えてきた

「あ、海だ」
「あと1駅ですよ」

駅を降りてゆっくりと歩いた
4月の海風が心地いい

私は歩くのが遅くて
つい遅れがちになるけれど
A氏は時々立ち止まって
ペースを合わせてくれた
(こうすけとは大違いだな)

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「こうすけ、待ってよ 歩くの早い!」
「短足女子に合わせるの 大変なんだよ ははは」
そんなことを言われながら
小走りに追いかけていた私の姿を重ねていた
ーーーーーーーーーーーーー 

「ほら あそこ」
A氏が指さした方向には
白くてかわいいカフェがぽつんと立っていた

「わぁ 素敵」
「男一人で来るのは敷居が高くてね
今日は念願叶いました 嬉しいなぁ」


A氏は子供みたいにはしゃいでた

(無邪気だな まるで こうすけみたい)
また元カレを思い出してしまう

でも仕方ないこと

カウンター席に並んで座り
海を眺めながらの
おしゃべり

目の前に見える海のせいなのか
隣にいるA氏の人柄なのか
初対面なのに珍しく
飾らず自然体でいられた