まだうっすら残る彼女の影

koharu

2018-02-25
過去の日記(乗り越えるまで)
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私たちは 付き合うようになり
仕事帰りに待ち合わせして
車の中で話したり
夜 子供たちが
寝てから彼のカフェに行き
限られた時間を
大切に過ごした

抱き合ったり
キスをしたり
手を繋いだり
柔らかな胸に顔を埋める彼の頭を撫でる
幸せを肌で感じるスキンシップ
で気持ちを確かめ合った

ただ 身体の関係はまだなかった
許していなかったと
言うべきかな

私は成り行きで
そうなるのは
嫌だったし
いくらお金がない彼でも
初めて抱かれる時くらい
ロマンティックな
シチュエーションを
求める女心もあり
(車の中とか彼の
万年床のせんべい布団なんて 嫌だもん)

求めてきても
「まだ ダメよ」となだめた

「私を抱いたらもーっと
ハマるわよ」

「えー ハマりたい ハマりたい」
「そのうちにね」

すぐに脱ぐような軽い女ではない
と ちょっともったいつけたい
気持ちもあった

彼女との別れ話が
こじれていることも
私は悟っていた
もちろん 気になっていたけど
追求する勇気はなく
知っても私には
どうすることもできないし
嫉妬するだけだと
自分を抑えた

まだこの頃は理性が
保持できて
物分かりの良い女でいられた