気の緩みが命取り

女友達
06 /15 2018
夫に 彼氏とのライン を見られた
どうしてそんなことになったのか

ラインでの彼とのやりとりを
削除していなかったこと
これが1番問題だった

に加え 彼女はロックをかけていなかった

急に鍵をかけると家族に疑われる
鍵をかけるといちいち面倒くさい
スマホは自分しか触らないから見られることもない
家族であっても人のラインを読むなんてあり得ない

なのになぜ?

まゆみさんはスマホのライン
の画面を開いたまま
リビングで寝落ちしてしまったのだ
それをご主人にみられた
ちょっとした気の緩みだった

結婚して20年近く経つ夫婦であっても
いつもならそっけない夫も
逆上するんだな
嫉妬よりも裏切られた感が
そうさせるのか

そこには まゆみさんの想いが込められた文章
会う約束、下着のことなど
生々しく書かれていた

しかし藤本君はこのようなことまで
想定していたのか
(まさかそうではないと思うけど)
返信はいつもそっけなかった

悲しいけどそのことが幸いした

まゆみさん大ピンチ

女友達
06 /15 2018
リカちゃん?どうしよう
大変なことになっちゃった


小声で話すまゆみさん
聞き取りにくいけど震えているのが伝わる
電話越しにただならぬ空気を察した

まゆみさん?どうしたの?

主人に見つかっちゃったの

え?まさか

藤本君とのラインのやりとり
夫に見られちゃったのよ


だからラインは削除しなさいと
言ったでしょ!
で、今ご主人は?


今着替えてる
藤本君と直接話するときかないの
同級生だってこともバレて
あーもうおしまいよ


離婚したくないなら不倫関係は認めちゃダメよ
どんなに詰め寄られても 白を切りとおすのよ
わかった?


うん、友達だって言い切るわ
私がしつこく迫ったことにする
私はどうなっても
藤本君には迷惑かけられないもの

あ、藤本君には私から電話してみようか?
まだ何も知らないんでしょ?


うん、お願い
スマホ握られてるから何もできないの


恐ろしいことになった
私は自分のことのようにうろたえた



調教される悦び

女友達
06 /14 2018
男性に調教される悦びを知り
彼の好みに染まり
言われるがままご奉仕していたまゆみさん

まゆみさんは藤本君にもっと
喜んでもらいたいと
テクニックを磨く方法を
熱心にネットやビデオで研究

今までは男にテクニックを
磨かせていたのに
私も落ちたもんだわ 
なんて冗談言ってた

2人で飲みに行くと
必ずそんな話になり
まゆみさんのご奉仕の内容を
聞かされる
恥ずかしい恰好を強要されたりして
「まるでAV女優じゃん(笑)」と呆れる私

「俺はお尻フェチだから胸は小さくても気にしない」と
言っていたのに最近になって

胸、大きくしないの?って聞かれたの」

まゆみさんは胸が
小さいことを気にしてたから
傷ついただろうな
「まさかダメよ、豊胸手術とか」

「うん、わかってる さすがの私もそこまではしないわよ」

それを聞いてほっとした
でもなんだかんだ言って順調な二人だった
ある出来事が起きるまでは…

警戒心が薄れる

日記
06 /14 2018
彼がアルバイトを掛け持ちし始めた
と同時に私たちは
ほんの少しでも会いたい欲望を
抑えきれなくなっていた

最初の頃は職場以外の場所で
会うことに抵抗を感じ
警戒していたけど そのうち
だんだんと薄れてきていた

時間がない時は
互いの家のちょうど中間地点にある
空き地で逢瀬を重ねた
人気はほとんどない空き地だったけど
私の車や、彼のバイクが停まって
いるのを見られる可能性はあった
時にはもっと人目につく
ディスカウントショップの
駐車場で待ち合わせることもあった
ほんとに怖い物知らずだった

私たちの警戒心が薄れ始めたころに
ある事件が起きた

期間限定の別れ

日記
06 /13 2018
「劇団に入るだって?笑
そんな甘い世界じゃないよ
ま、反対はしないけど」


彼が慕っているカフェのマスターに
報告したらはっきりそう言われたと
こうすけは少し反発するように私に告げた
(そりゃごもっともな意見でしょ)
と私も心の中で頷いた

負けず嫌いな彼は
それから必死で
身体を鍛えたり
歌や苦手なダンスのレッスンに励み
費用を稼ぐため
夜間、警備のアルバイトにも精を出した
私は彼の身体を心配しながら見守った

たまに甘えたいとせがむ彼に
呼ばれて夜中でも
車を走らせて会いに行った
ほんの少しでもお互いを感じたい
これからの淋しさを
埋めるように愛し合った
あと数ヶ月したら
当分会えなくなるかもしれないもの

また普通の主婦に戻る
彼と出会うまでの自分は
どんな風に過ごしていたんだろう
そんなこともすっかり忘れてしまっていた

…期間限定の別れよね
…お盆休みだってあるし
1年後には私の元に必ず戻ってくる
…でもそんな保証はどこにもない
毎日が揺れていた

今は精一杯会っておきたい
その思いだけが私たちを
突き動かしていた

koharu

40代の主婦

婚外恋愛、失恋、
辛い日々を乗り越えることが
できた現在
優しく穏やかな気持ちで
自分の経験を元に書いています
暗くて孤独な迷路に入っても
きっと出口は見つかるから…