とっさについた嘘1

日記
05 /13 2018
普段夫は
単身赴任中だけど
たまたま帰宅していた時の出来事

飼っていた犬の調子が悪く
病院に連れていくため
犬を抱いた私と夫が
玄関に出た瞬間

遠くから
彼のバイクの音が
聞こえてきた
いつもはうちの前の道は
通らないけど
その日は私が休みなのを知ってて
(家の前を通って行こう)
思いついたらしい

ゆっくりと通り過ぎる瞬間
私の前にいる夫に気が付いた
(見られた)

気まずい 
胸の激しい鼓動が波打つ

彼はヘルメット越しに
固まっていたのがわかった

私は彼に気づき軽く会釈をした

そのまま彼は通り過ぎた


毎月来るか来ないか不安

日記
05 /12 2018
やっぱり男性は
避妊を強要されたり
つけたくないものなのかな

毎回「つけて」とお願いする
のが申し訳なくて
彼を喜ばせたいのもあって
安全日だと思った日には
少し許した

彼は大喜びだったけど
私はその日から
不安な毎日を送ることになる

少しでも遅れると
できたんじゃないかと心配で
怖くて眠れない日々を送った

私は職業柄
女性の身体の仕組みは
よく知ってる
結局、傷つくのは女性

私の性格上
もし自分の身体に一瞬でも
彼との小さな命が
宿ってしまったら

自分はもちろん、
彼も責めるだろう

夫や子供に対しても
一生後悔や罪の意識を
背負って生きていく

決して美談にしたり
美化することなどできない傷を
誰にも言えずに抱え込む

そんなことにならないようにする
と心に誓っても
毎月生理がくるか不安と恐怖に
怯える弱い自分がいた





避妊に対する意識の違い

日記
05 /11 2018
彼が完全に一人暮らしを
始めてから
愛し合う回数も増えた

私は自分でいうのも変だけど
妊娠しやすい体質
だと思っている

だから私の中では
授かっても産めないなら
避妊するのはごく自然で
当たり前のことだった

一方 彼は結婚生活の中で
子宝には恵まれなかった
そのせいか妊娠に対する
危機感がなかったし
過去に関係を持った女性からも
「つけて」 と
言われたことがないそうだ

だから初めての時 私が
「つけて」
と言うと驚いた顔をして
「え、そんなの持ってきてないよ」
面倒くさそうに言って
ためらった

私は私で無責任な言葉に戸惑った

もちろん その日は安全日でも
なかったので 薬局に
買いに走った

二人で乾杯

日記
05 /10 2018
キャリーバック1つの
お引越しはすぐに完了

引っ越し当日の夜
彼は私を招待してくれた
「この家の初めてのお客様だよ」
「これカセットコンロで作ったの?
大変だったでしょ」

「まだ、いろいろ揃ってなくて
ごめんな」

そう言って
鍋やフライパンのままの料理を
二人でつつく
そして格安のワインで乾杯
質素だったけど
大好きな人を目の前に
彼の手作りの料理をいただく
贅沢なひとときを感じていた

裸電球の灯りだけが
二人を映す
音楽もテレビもない
ただ二人の会話だけが響く
そして心ゆくまで愛し合った

このころが
幸せの絶頂だったかもしれないな


彼の引っ越し

日記
05 /09 2018
知り合いのカフェの
屋根裏部屋に
居候していた彼
付き合って半年くらい
経った頃
近くで格安の部屋が見つかり
引っ越すことになった
でもそこは古民家だった
古民家というと聞こえはよいけど
小屋に近い

「ねぇ?ここ、人が住めるの?」

「笑
これから掃除してリフォーム
したら何とかなるさ
大家さんに
好きにしていいって言われたし」


彼はこうゆう時、すごく張り切る
そんな彼を頼もしく思った
私も彼と出会わなければ
体験できない貴重な出来事に
胸を躍らせた

「住めば都だね(^-^)」

ご近所は離れていて
小さなキッチンと6畳ほどの部屋
歩くとギシギシ音がして
窓、ドアの開閉も一苦労
どこからともなく
すき間風は入ってくるし
一面蜘蛛の巣だらけ
とにかく古い

それでも私たちは
時間を気にせず
自由に出入りできる
二人だけの空間に
期待を膨らませて
ワクワクした


koharu

40代の主婦

婚外恋愛、失恋、
辛い日々を乗り越えることが
できた現在
優しく穏やかな気持ちで
自分の経験を元に書いています
暗くて孤独な迷路に入っても
きっと出口は見つかるから…