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05

夢のような時間

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「きてくれたんですか」

「もぅ 何やってんのよ」
「ごめんごめん
電話がかかってきちゃって」

半べそをかいている
私の肩を抱きながら
なだめるように
中に入れてくれた

私とは対照的に 明らかに
テンションが
上がってる彼

「ほんとに騙されたと
思ったんだから」
「そんなことするわけないだろ」

「それにしても 」プッ笑
「何よ!」

「いやいや
この時間に寒空の下
女性が1人で窓の中を
覗こうとしたり
石を投げたりしてる
姿を想像したら 」ププッ

「あーーー、その笑い
むかつくーーー」
彼の腕を叩きまくった

「お詫びに今あったかい
コーヒー入れるから
ちょっと待って」
「うん、
わぁ〜薪ストーブ?
なんだか映画のワンシーン
みたい」

私はすっかり機嫌が直り
夜カフェに はしゃいだ

お客様は私ひとり
薄暗い灯りの中で
薪ストーブが燃えている

落ち着かず
キョロキョロ

「ねぇ、あの犬 置物?
さっきからちっとも動かないけど」
「あはは、キューちゃんって
呼んでみて」
「キューちゃん!」

・・・

「ちょっとぉ、来ないじゃん」

「花」彼が呼んだら
のっそのっそとやってきた。
「もぉ!名前が違うじゃない」笑

マスターが飼ってる
花ちゃん、13歳だって。

「夜のヒロは
また全然 雰囲気が違うね」

「そうでしょ、この空間が
好きなんですよ
だから招待したくてね」






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