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彼から最後のメールが届いてからの数日間は


淡々と暮らしていたのか
毎日泣いていたのか
正直覚えていない
抜け殻の
放心状態だったから
ただ彼を思い出すような
ものはできるだけ
避けていた
無意識のうちに…
心が拒否反応を示していたのかな
ほんの少しでも遠ざけて
楽になりたかったのかな
二人でよく聞いていた音楽も
車の中ではラジオに切り替え
あんなに好きだったミュージシャンの
CDは見えないところに隠し
テレビで見かけるとチャンネルを変えた
出かける用があって
彼のアパートの近くを
通る時も わざわざ遠回りした
二人で出かけた場所
思い出の服
お店
風景
彼にもらったもの
好きな食べ物
苦手なもの
彼を連想させるものは
全て封印して生きていた
もちろん封印しきれるわけは
なかった
たくさんありすぎて
毎日泣いていたのか
正直覚えていない
抜け殻の
放心状態だったから
ただ彼を思い出すような
ものはできるだけ
避けていた
無意識のうちに…
心が拒否反応を示していたのかな
ほんの少しでも遠ざけて
楽になりたかったのかな
二人でよく聞いていた音楽も
車の中ではラジオに切り替え
あんなに好きだったミュージシャンの
CDは見えないところに隠し
テレビで見かけるとチャンネルを変えた
出かける用があって
彼のアパートの近くを
通る時も わざわざ遠回りした
二人で出かけた場所
思い出の服
お店
風景
彼にもらったもの
好きな食べ物
苦手なもの
彼を連想させるものは
全て封印して生きていた
もちろん封印しきれるわけは
なかった
たくさんありすぎて
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