はじめての会話

日記
01 /04 2018
彼は30代前半みたい
噂によるとバツイチ
離婚して単身でこの地に
越してきたという

天真爛漫な性格なのか
周りにも
すぐに馴染んでいるようで
彼の周りにはいつも人がいて
笑いが絶えなかった

人見知りの私とは
個人的に話すことは
ないまま
数日が過ぎていた

看護師は休憩も交代制だから
他のスタッフと時間をずらして
お昼を食べることが多いため
彼ともほとんど一緒に
なることはなかった

ある日の休憩室
私はいつものように
みんなより一足遅い休憩を
1人でとっていた
手作りのお弁当を頬張っていると
突然ノックの音がして
誰かが入ってきた

「あ、山口さん。今休憩ですか?」
「ええ、石田先生も?珍しいね
こんな時間にお昼なんて」

私は少し気まずいなと感じた

そんな緊張感を味わっている
私とは正反対に
自然体の彼は
いろいろと話し始めた

彼がどうしてここに来たのか
今までどんな風に生きてきたのか

彼の波瀾万丈な生き方は
私にとっては全くかけ離れた世界
ずいぶんやんちゃしてきたみたい

真面目に生きてきた私は
彼の素性に戸惑いながらも
どんどん引き込まれて
あっという間に1時間が経っていた



コメント

非公開コメント

koharu

40代の主婦

婚外恋愛、失恋、
辛い日々を乗り越えることが
できた現在
優しく穏やかな気持ちで
自分の経験を元に書いています
暗くて孤独な迷路に入っても
きっと出口は見つかるから…