削除できないライン

女友達
05 /21 2018
まゆみさんは藤本君との
ラインでのやりとりを
すべて残していると言う

「それやばいよ、すぐに消しなよ」
と私ともう一人の友達Aちゃん
「わかってはいるんだけどさぁ
大好きな彼からのラインを
消すなんてできないのよ」
「でも、不倫がバレるのって
だいたい携帯からなんだってよ」

「でも淋しい時、たまに見たいのよ」
「いやいや、証拠は消すに限る」
「でもね、ロックもかけてるし
彼からのラインなんて滅多に来ないし
ドライだし全然色気ないのよね
だから見られても問題なし(笑)」

そう言って笑ってたけど
私は少し気がかりだった

彼女はしっかり者だけど
やっぱり何が起きるか
わからないから

ある日
その嫌な予感が的中する

まゆみさんと藤本君

女友達
05 /20 2018
まゆみさんのその後

最初の食事で
藤本君に身体を
許したまゆみさん

その後も
連絡が来ない
返信が来ない
と大騒ぎするまゆみさん

「彼は自分からは連絡しないし
マメじゃない
って言ってたんでしょ?」


「うん、そうだけど・・」
待つか追いかけるばかり
いつも満たされぬ想い

彼にとってはただの不倫相手
割り切った関係

それでも好きだし
抱かれてる時は
幸せなのと
突然の連絡にも
尻尾を振って会いに行き
身体だけの関係を
続けていた

そうゆう男女の付き合いも
ひとつの形なのかな
と思っていた

検査薬を使った日に誓う

日記
05 /19 2018
その怖い思いをした日から
自分を貫いた
妊娠はしていなかったけれど
二度とあんな思いはごめんだ

検査薬を買いに行く時から
使用後の検査薬の処分まで一人
もしもの陽性の時は
診察を受け
手術や処置の説明を聞き
受けるのは私であって
彼ではない
どんなことをされるのか
その恐怖と闘うのは自分だし
身体へのダメージも
すべて背負う

もちろんそうなったら
自分の責任
だからこそ自分を大切に
ちゃんとしようと決めた


胸をなでおろす

日記
05 /18 2018
妊娠検査薬を
買いに行くのも一人
試すのも一人

まさかこの歳になって
妊娠検査薬のお世話になるなんて
思いもしなかった
それも夫以外の子ども
を宿したかもしれないなんて

自分がそんな大それたことを
悪びれることなくしでかすとは
夢にも思ってなかった

検査薬はドラックストアで購入
レジではなんとも気まずくて
早くその場を立ち去りたかった

家に着き 怖々と開封して
説明書を読んだ
トイレに行き検査をして反応を待つ

あの瞬間はほんとに身体に良くない
恐る恐る結果をみる

「ああ、よかった、できてなかったぁ」
嬉しくて飛び上がりそうになり
安堵からしばらく
動けなかった


数年前は
「やったぁ、できてたぁ」
と喜んで夫に
連絡していたのに…

生理が遅れる恐怖

日記
05 /17 2018
責任とれないから
彼を愛しているからこそ
その場の感情に溺れず
自分の意思を貫くべきなのに

生理がくると
またほっとして
ちょっとだけなら大丈夫だろうと
その場の快楽や
彼を喜ばせたい衝動に
勝てなかった

一度だけ生理の予定日から
2週間遅れたことがあった
何をしていても憂鬱
そのことばかりが頭をよぎる

ネットで毎日のように
検索していると
負のループにはまり
だんだん妊娠しているような
錯覚に陥る
胸が張ってる?とか
これって初期症状じゃない?
と思い当たると
気が狂いそうだった
手帳のカレンダーとにらめっこ
でもあまり早くに
検査薬を使っても
反応が出ないから
もう少し待って
この日になったら検査しよう
とその日を待った

心配してほしい女心

05 /16 2018
子供たちが寝てから
こっそり抜け出す夜

そして2時間ほど
二人きりの時間
愛し合って 少しまったりする

タイマーをセットし
時には深い眠りに
落ちることもあった

タイマーが鳴り
帰ろうとする私に彼は
「心配だから着いたら
必ず連絡しろよ」

と約束させられた

約20分ほどで到着
彼に着いたよ〜
連絡するけれど返信がなかった
私が帰宅した後
すっかり寝落ちしているのだ

そのことが許せなくて
よく彼を責めた
人には約束させておいて
自分は寝るなんて
相手の気持ちはどうでもいいの?

自分の言ったことに責任持ってよ

そんなたいそうなことじゃないのは
わかってる
ただ心配して待っててほしい
女心だった



家族で外出の緊張感

日記
05 /15 2018
一度彼に夫を見られてから
家族での外出が
怖くなった

出かける時間帯や場所
彼の行動パターンにも
慎重になった
彼がいるかも
通るかもしれない場所には
寄り付かなくなっていた

普通なら逆かもしれない

彼といるところを誰かに
見られたら…と
びくびくするものなのに
私の場合は
彼に会ったらどうしよう

そんなことばかりを気にしてたら
家族でのお出かけを
心から楽しめなくなっていた

子供たちのせいじゃない
彼に(以前にと言ってしまった)夫と
一緒のところを
また見られたくなかったのだ

近所の回転ずしでも落ち着かず
買い物は一人で行くようになった

隣町に住んでいた彼
いつどこで会うかわからない
そんな緊張感が付きまとう

彼が休日 ちょっと遠くの
実家に帰ると聞くと
ほっとして
家族で出かけられた

とっさについた嘘2

日記
05 /14 2018
夫を見られた
一番見られたくなかった人に

心臓の鼓動が止まらなかった
その後 彼からのメール
「ご主人帰ってたんだね
言ってくれたらよかったのに…
仲良くお出かけ?」


やっぱり気にしてる
気を悪くしたかな

そこで
「やだぁ、あれ兄よ
犬の具合が悪いから
病院に付き添ってもらったの」


とっさについた嘘だった

「えっ、マジかぁ(笑) 
俺、嫉妬しちゃったよ」

「そんなわけないでしょ(笑)早とちりしないで」

こんなこともあるんだな
そして私に兄がいてよかった
急にこの環境が怖くなった


とっさについた嘘1

日記
05 /13 2018
普段夫は
単身赴任中だけど
たまたま帰宅していた時の出来事

飼っていた犬の調子が悪く
病院に連れていくため
犬を抱いた私と夫が
玄関に出た瞬間

遠くから
彼のバイクの音が
聞こえてきた
いつもはうちの前の道は
通らないけど
その日は私が休みなのを知ってて
(家の前を通って行こう)
思いついたらしい

ゆっくりと通り過ぎる瞬間
私の前にいる夫に気が付いた
(見られた)

気まずい 
胸の激しい鼓動が波打つ

彼はヘルメット越しに
固まっていたのがわかった

私は彼に気づき軽く会釈をした

そのまま彼は通り過ぎた


毎月来るか来ないか不安

日記
05 /12 2018
やっぱり男性は
避妊を強要されたり
つけたくないものなのかな

毎回「つけて」とお願いする
のが申し訳なくて
彼を喜ばせたいのもあって
安全日だと思った日には
少し許した

彼は大喜びだったけど
私はその日から
不安な毎日を送ることになる

少しでも遅れると
できたんじゃないかと心配で
怖くて眠れない日々を送った

私は職業柄
女性の身体の仕組みは
よく知ってる
結局、傷つくのは女性

私の性格上
もし自分の身体に一瞬でも
彼との小さな命が
宿ってしまったら

自分はもちろん、
彼も責めるだろう

夫や子供に対しても
一生後悔や罪の意識を
背負って生きていく

決して美談にしたり
美化することなどできない傷を
誰にも言えずに抱え込む

そんなことにならないようにする
と心に誓っても
毎月生理がくるか不安と恐怖に
怯える弱い自分がいた





koharu

40代の主婦

婚外恋愛、失恋、
辛い日々を乗り越えることが
できた現在
優しく穏やかな気持ちで
自分の経験を元に書いています
暗くて孤独な迷路に入っても
きっと出口は見つかるから…