見えない壁で口論

日記
03 /31 2018
「俺だってたまには寂しくて
声が聞きたくなる時や
話したいこともあるんだよ」


「でもこの時間は子供たちが
そばにいるの
電話できる状況じゃないこと
わかってくれてもいいじゃない」


「わかったよ、もういい!」

「辛いのよ、私だって
そんなこと言われたら
もう付き合えない
いつでも相手してくれる人と付き合って」


と別れ話にまで発展する

電話を切ってしばらくすると
お互い冷静になる

テレビもパソコンもない部屋で
ひとりぼっちの彼は
どんな気持ちでいるんだろう
と想像すると
胸が締めつけられて
居ても立っても居られなかった

私から電話すると彼も
「ごめん、俺が悪かった
そんなことわかってるのにごめんな」

と謝ってくれる
その言葉がまた胸にささる
「ううん、
でも もう大丈夫
子供たちには会社の人と
言って電話してるから」


お互い自分を責めた
そして無理をした

その度に別れを
口にして彼を困らせた
本心ではないのに・・・






私は主婦だから(見えない壁)

日記
03 /30 2018
時々彼は夜 ゴールデンタイムと
言われる時間に
電話をかけてきた

私は着信のランプが
点滅すると ドキッとする
無視してもまた点滅

「あ、お仕事の人からだ」
と子供に言い残して廊下に出る
そして小声で話し始める

「もしもし」

「何してたの?」
「何って、家事よ(。-_-。)」
「出るの遅かったから心配したよ
浮気してたんじゃないよね」


「そんなわけないでしょ
まだ子供たちが起きてるのよ」


「どうしても声が
聞きたくてね〜」
(#^.^#)

「前にも言ったけど
この時間は困るの」


「そうだったね、ごめん」
と電話をきる彼

悲しくて胸が痛い

「わかったよ、ごめん
でもたまには俺だって
今この時に
話したいこともあるんだよ!」

そんなことを言われて
口論になったこともあった

彼に申し訳ない気持ちと
私のことをもっと
理解してほしい気持ち

環境の違いは時々ぶつかる
見えない壁だった












思わず出た言葉

日記
03 /29 2018
山登りの途中

「これ何かわかる?」

「うーん?動物の骨だね」

「鹿の角だよ」

「へぇ〜 かっこいい」

「ほら、頭蓋骨もある」

「わぁ、なんだかリアル
夢に出てきそう〜
りょうなんか連れてきたら大興奮だろうな」


「りょう?」

「あ、ごめん
息子の名前なの」


「 そっか」

思わず出てしまった息子の名前に
一瞬2人とも固まった

「こうゆうの好きなの?」

「う、うん
恐竜とか化石とか大好きなの」


「そっか りか の子供だから
きっとかわいいんだろうな
お土産に これ持って帰ってやれよ
きっと喜ぶぞ 」(笑)


3年間の結婚生活の中で
子供が欲しかったけど
叶わなかった彼は
遠い目をしながら
そう言って微笑んだ

突飛な彼の振る舞いに戸惑う

日記
03 /28 2018
毎朝 山に登る彼
「りかも登ってみる?」
そんな言葉から始まった

早朝の登山道は
すれ違う人もほとんどいない

山を知り尽くした彼に
助けてもらいながら
なんとか頂上にたどり着いた

そこには素晴らしい景色が
広がっていて
思わず歓声をあげた

展望台に登ると
すでにお昼前になっていて
人も増え始めていた

すると彼はいきなり
私の下に潜り込み肩車をした
「ち、ちょっと何するの?」

「この方がよく見えるだろ」
と無邪気に笑っている
そ、そりゃそうだけど
「 みんなこっち見て笑ってるよ、恥ずかしい」

「いいじゃん、別に」(笑)

いい歳をしたカップルが
肩車してる絵面はなんとも(//>ω<)
微笑ましいというより
周囲の冷たい視線を
浴びることになるが
彼はそんな空気を
読むことはできない

彼には羞恥心という概念がない

その特性は
好きなところでもあったけど
負担にもなったり
戸惑うところでもあった





持田さんが職場を去る日

元カノ
03 /27 2018
持田さんはその後も
元カレである石田先生
と同じ職場で
淡々と仕事をし
私たちとも交わることは
少なくなった

彼女は明らかに失恋の
苦しみを味わって
もがいていたんだろう
忘れたくても
気にしないでいようとしても
職場に行くと
会ってしまう

そんな中でも前を向いた

彼女も子供たちや
心配する家族のため
いつまでも泣いてばかりは
いられなかったのかな

仕事をしながら勉強し
資格をとり その資格を
活かせる仕事に
転職する運びとなった

私は 彼女の姿を
これからの自分に
重ね合わせることはなかった

新しい旅立ちを祝う気持ちの裏に
この職場を離れることに
私は内心 安堵していた




彼がいたから

今になって思うこと
03 /26 2018
彼がいたから
山に登り
山の素晴らしさを知った

桜、紫陽花、紅葉、コスモス、薔薇、

移りゆく季節を誰かと感じる喜び

1人では決して
行くことも
見ることもなかった
たくさんの景色、自然
カフェ、食事、公園
美術館、コンサート、温泉

彼を通しての出会い
そこから広がる世界

「これ、おいしいね」と
笑い合える時間

前からずっと行きたかった
場所にもいけた

彼がいなければ
キラキラした時間は
味わえなかった

自分の存在価値を見出せた

諦めていた女心を取り戻せた

彼がいたから救われた
彼がいなくなって救われた
ふたつを経験して
今の自分がある
穏やかで幸せな今がある

演技 ・初めての夜

03 /25 2018
初めて抱かれた日

私は彼に喜んでもらおうと
尽くした
彼の愛し方ひとつひとつを
敏感に感じて反応する私に
彼は愛おしさに狂い
抑えるのに必死だったようだ

それでも我慢ができなく
なった彼

私たちは一緒にその瞬間を迎えた

でも実際には・・・

私は 演技
いわゆる そのふり をした
女子のあるある話(笑)

ただ彼の前で演技をしたのは
後にも先にもその一回だけ

やっぱり演技したくなかった

彼は自分だけでは終わらせない

私がその後も彼の深い
愛情を感じて果てるまで

ありのままの私
身体の隅々まで
見事に彼に見破られている

私は彼に出会う前まで
男性とひとつになりながら
絶頂を迎えることは
できなかった
だから当然一緒になんて無理な話

でも彼に抱かれるようになって
回数を重ねる度、深くなる

私は 変わった

彼が感じると
たまらなく愛おしくなって
悦びに変わる
無理しなくても
心の底から の快感を得られる
身体になった

もちろんそこには
心だけではない
彼の指や唇、舌は私をとろけさせる
そんな魔法のようなテクニックが
あってこそ

私は女として今まで
感じたことのない
悦びを知って開花したのだ

愛する女性を開花させることは
男性にとっても嬉しいことで
自信に繋がり
ますます男に磨きがかかる

2人同時に絶頂を味わえるのは
毎回ではない
だからこそ
その貴重な瞬間を同時に感じ
果てることができた時には
たまらなく幸せな気持ちに
なるものだと知った




元彼女の闇(2)失恋の傷み

元カノ
03 /24 2018
それにしても 40歳にもなる妹の
別れ話に実のお姉さんが
登場とは驚いた

ご両親まで心配させるほど
彼女は病んでるのか・・

気の毒だとは思うけど
別れを告げた彼に
会ったこともない家族が
電話をしてくるのは
どうなんだろう
それほど深刻な状態なのかな

大人の恋愛、別れには
さまざまな理由があり
本人たちにしか
わからないこと

この電話のこと彼女は知ってるの?
そんなことをしたら
ますます彼の気持ちを
遠ざけるのに

私は 持田さんの気持ちに
なって考えるよりも
彼の気持ちに寄り添うこと
ばかりに徹していた

彼女の気持ちを
初めて理解できたのは
自分も苦しんだ時だった

元彼女の闇(1) 家族の出現

元カノ
03 /23 2018

二人でいる時に、彼の携帯に
見知らぬ人からの着信があった
「ん?これ誰だ?」
無視していたけどまた着信
「出てみれば?」
「ああ」

「 もしもし」
「はい、そうですけど」


「 あ、どうも 」
その瞬間 彼の顔色が明らかに曇った

そして私を警戒するように向こうを向いた

「はい」「はい」
ただ その言葉だけを繰り返す彼

「そうですか」

最後に「わかりました 」
と電話をきった

誰からの、何の電話なのか
さっぱりわからない

「ねえ、誰だったの?」
「あー、持田さんのお姉さんだってさ」

「え?お姉さん?」
「うん、なんだよ!
大人の別れ話に兄弟まで出てきて
どうゆうつもりだよ」
憤慨している彼

「なんて言われたの?」
「 妹が 参ってて かわいそうで
見ていられないから
友達としてでもいいから
仲良くしてほしい」ってさ


「そっか」
「電話だけでも出てあげて
ほしいとか、話し相手になって
もらえたらとか」


「職場で顔合わすのが辛いとか
言ってるらしい」


「親も心配してるから って
そんなことオレに言われても 」


「それでどうするの?」

「どうもしないよ」
「職場で顔合わすのが嫌なのは
お互いさまだよ
あることないこといろんな噂されてさ」

と冷たく言い放った

(職場恋愛が辛いのはこうゆう時よね)

私は 驚いたのと
立場上かける言葉が出なかった




夫、レス生活

03 /22 2018

夫とは彼と出会う前からレス

単身赴任や出張で
留守がちな上に
子供ができてからは
ますます遠ざかった

夫は穏やかな性格で
真面目だが
単身赴任が快適なのか
どんどん丸くなり
私の苦手な
ぽっちゃり体型
になってしまった
体型を維持したり
身体を鍛える努力をしない人
すっかり男を感じなくなった

寝室は別だが
一度部屋に入ってきたことがあった
強く拒否をし
それからは静かになった

嫌いではないが
気持ちが変化した

ただの同居人だから
肌に触れたり
キスをしたり
身体を重ねるなんて
ありえない

新たに好きな人が
できてからは
着替える姿でさえ
見られたくないと
思うようになった

他の相手を想像したり
演技したり
これは妻の役割だと
割り切っても
私にはできない

彼以外の人に抱かれるなんて











koharu

40代の主婦

婚外恋愛、失恋、
辛い日々を乗り越えることが
できた現在
優しく穏やかな気持ちで
自分の経験を元に書いています
暗くて孤独な迷路に入っても
きっと出口は見つかるから…