元カノへの冷たい態度、三角関係

元カノ
03 /21 2018
「ねぇ、持田さんのこと心配じゃない?」
「はぁ?なんで?」
「なんだか病んでるみたい」
「・・・」

「 こうすけと付き合ってた時も
煙草 吸ってた?」

「 知らねーし」
「そっか・・」
「ほっとけ、
病んでるふりしてるだけだよ
あーやって同情かって
悲劇のヒロイン演じてるけど
オレはもう騙されない」
「うん」
「オレは何を言われても
お前以外 誰にも何も話さない」

持田さんの話をすると
明らかに嫌な顔をする

持田さんが
自分は石田先生の
元彼女だと同僚のまゆみさんに
話したこと

彼の同情を引く
きっかけになった
離婚した経緯も
何人かの同僚は
知っていたこと

誰にも言えない過去を
涙ながらに話す彼女に
自分も一緒に悩んだり
親身になって
相談に乗ってやったのに
バカをみた、騙された

2人だけの秘め事だと
貫いていた男性と
あっさり裏切っていた女性
よくある話


持田さんは彼がなぜそこまで
自分に冷たく接するのかわからずに
戸惑っている様子だったけど
強気の彼は徹底して距離を置いた

もちろん仕事上 挨拶や会話を
交わすことはあったけど
そこに笑顔はなかった

彼の冷たい一面は私にとっては
複雑でもあった

壊れた持田さん(元彼女)

元カノ
03 /20 2018

持田さん
今まではただの職場仲間
ある日を境に
私の彼女への見方は
がらっと変わった
彼の元カノ!
気分の良い存在でないことは確か
優越感、嫉妬、闘争心
時にはあらぬ妄想を
掻き立てながら
観察してしまう

ぽっちゃり体型だった
持田さんが
痩せてきれいになったと
評判になったのも
つかの間
「ちょっと痩せ過ぎじゃない?」
と言われたり
「なんか最近の持田さんやばいよね」
という噂も耳にした

何かにとりつかれているように
ハイになったり
仕事に打ち込んだり
誰とも話をしなかったり
と波があった

飲み会にも参加せず
お昼の休憩も 一人で
外に出るようになった

「こないだ 駅前のコンビニの前で
煙草吸ってる持田さん見かけたわ」

え?煙草?
煙草吸い始めたの?

「それも 一人で ポツンと
ベンチに座って・・
とても話しかけられる
雰囲気じゃなかったわ」
「絶対病んでるよねー」
いろんな噂が飛び交う中
こうすけは そんな彼女を
どんな風に見ているんだろうと
気になった










職場恋愛

日記
03 /19 2018
私たちは人知れず恋に夢中になった
これほど愛せる人は人生で
もう二度と現れることはない

一分一秒でも会いたくて
肌に触れたくて
言葉で確かめたくて

職場では もちろん
今まで通り装っていたけど
お互いの姿を見ただけで
わくわくした

誰も私たちの関係を
知らないスリル感
彼は患者さんからも
人気があったので
ちょっとした
優越感みたいなものもあった

これが職場恋愛かぁ

その経験がなかったから
とても新鮮だった

時々 彼が
「おい、またバイクの鍵
付けっ放しだったぞ!」
と 渡しにきてくれたり
「今日 何時頃 休憩いけそう?」
なんてこっそり打ち合わせしたり

逆に彼が休みだと
仕事にハリがなく
時間が経つのが遅く感じた

見たくないものを
見たり 聞いたり
嫉妬心を掻き立てたり
することもあるけれど
職場恋愛は楽しかった

彼はずっと今の職場に
いなかったからね
そこにはせつなく甘い思い出しか残っていない












彼の心は一途でも長く定まらない

今になって思うこと
03 /18 2018
私が既婚者で
すぐに離婚もできない
未来の見えない女
いつまでたっても
公表できない関係
環境の違い
にうんざりして
彼の心が離れた
そう強く思っていたけど

好奇心旺盛な少年の心が
他に向かう日は
いつか訪れる

夢中になったおもちゃに
飽きて興味がなくなる
そうしたらもう 
見向きもしない

突如として彼の中に
湧き出るもので
その対象がどんなものかも
検討つかないから
興味を惹く術もない

待っていればまた飽きて
戻ってきたかもしれない
(実際戻ってきたこともあった)

私は疲れ果て
投げ出してしまった
どんな彼も受け入れて
愛し抜くことが
できなかった

私も心を持つ女で
 にはなれないから
私も愛されたい 
と求める気持ちがある以上
あきらめなければならない

悲しいけど
彼にとって私は風のように
通り過ぎた女性の1人

ただ それだけ・・・

彼は私の心に
新しい風を吹かせてくれたから
それでいい


独身の彼を持つ主婦のジレンマ

今になって思うこと
03 /17 2018

既婚者の私が
自由な彼の恋愛を
不自由にさせた

せめてもの償いは
夢から覚めた彼を
追いかけないこと
なぜなら
彼には結婚や
自分の子供を授かるという
未来の可能性があるから

残念ながら私には
どちらも叶えて
あげることはできない

だから 去る者追わず
にならなければいけない
彼の心に素直に従おう
痛いほど自分に言い聞かせた
なのに 実際その時を迎えると
じたばたしてしまった(´;ω;`)

最初の頃はそれほど
感じなかったけれど
付き合いが深くなるほど
環境の違いを感じる出来事に
生活のさまざまな場面で遭遇した

私も彼もそれぞれの立場から
辛い思いをした

相手を思うからこそ
その気持ちを吐き出したり
ぶつけることができない
苦しさも体験した

私はいつしか彼や
彼の家族に対して
申し訳ないと思うようになっていた
でも彼を失いたくない
ジレンマに陥っていた

心の根底にいつも潜んでいたのは
(私でごめんね)

(自分はずるい女)

(このままではよくない)

息苦しい
不公平だと思われてないか
起きてもいない
妄想ばかりして
自分を苦しめていた

彼がぽつりと漏らす言葉
私が既婚者であること
彼が何気に呟く言葉にも
敏感になり
私の胸に突き刺さった
責められたわけではないのに
卑屈になっていた

この心苦しさは
私が離婚しない限り
彼と付き合っている限り
永遠になくならない

いや、もしいつか一緒になれても
今度は彼の子供を
産んであげられない自分
を責めるだろう

どちらにしても
一緒にいる限りずっと
彼への罪悪感は
消えることはない

それでも自分は幸せかと問いかけた
私の出した答え
彼を手離して得たもの
それは 解放された罪の心でもあった

事実を受け入れ 前にすすむ

日記
03 /16 2018
嫌だ、絶対別れない
お願いだから 考え直して

その言葉を必死で繰り返し
懇願する彼の姿をみて
悪い気はしなかった

持田さんが元彼女だったことを
知って衝撃を受けたけど
私も彼とは別れたくない
やっと手に入れたんだもの

私との別れ話に
こうすけがあっさり
承諾するわけない
黙って受け入れるはずがない
少しだけそんな希望を
抱いていたから
彼の反応には
内心ほっとしてた

元彼女がこんなに
近くにいるなんて

嫉妬して苦しむのは自分で
事あるごとに彼を
責めるかもしれない

ほんとは別れた方が
いいのかもしれないけど
私の心は何も動いてなかった

お別れごっこをして
彼を懲らしめたら
少しは気が晴れるかな
そしたら彼の元に戻ろう

お別れごっこはたった
3日間でおしまい

「もう他に隠してることないよね」

「ないよ だから戻ってきて」

私は小さくうなづいた

会って激しく彼を責めた

日記
03 /15 2018
電話を一方的に切った翌日

仕事が終わって彼と会う
というか 彼に捕まった

「話すことないし」
「これで終わるのか?」
「そうよ、もう おしまい」
「オレは絶対 別れない」
「何よ 私の気持ちは無視?」
「黙ってたことは謝る
だから別れるなんて言うなよ」

「 想像しちゃうのよ
持田さんを見るたびに」
「 もう関係ないから
それに付き合ってたってほんの数か月だし」
「でも 抱いたんでしょ?」
「・・・」
「何回?」
「やめろよ そうゆう話」
「教えなさいよ、
10回以上?気持ちよかった?
ちゃんと話すんでしょ
答えなさいよ」
(あー 私 何聞いてるんだよ
でもこの口が止まらない)

「お願いだから 今のオレをみて、
りか しかいないんだから
覚悟決めて りかと付き合う決心して
持田さんと別れたんだよ
そのこと わかってよ」
「ほんとに別れたの?」
「あぁ、今は人として 軽蔑してる」
「え、どうして?」
「自分たちが付き合ってること
誰にも言うなと言ってきたのは彼女の方なんだ
オレはその約束を守ってた
なのに どうだよ、自分は
ペラペラと話して
おかげでオレの一番大切な人まで
傷つけることになって許せない」

「だから隠してたの?」
「あぁ、この歳で職場恋愛なんて
恥ずかしいから 誰にも話すなって」

彼が少し気の毒に思えた

けど、職場で持田さんに
どんな顔して会えばいいの
気まずいし 彼女をみるたび
嫉妬で頭がおかしくなりそう

「あー もう なんで持田さんなのよ!
頭きちゃう!こんな狭い職場で
この数ヶ月に二人も関係持つなんて
ありえない」

とにかく吠えまくった

彼は 気が済むまで
オレに気持ちをぶつけたら
いいと言った







ナチュラル過ぎる言い訳

今になって思うこと
03 /14 2018

持田さんが元彼女
そのことを冷静に考えてみる

これまでの彼の言動と
照らし合わせてみる
今思うと あたりまえなのに
あることに 気づく
彼は隠していたけど
嘘はついていない

私の質問には正直に答えていた
元彼女と持田さんの
年齢などの情報は一致して
そこに偽りはない

たまに曖昧な表現で
ごまかされたけど
明らかに 嘘をついたのは
元彼女と知り合ったきっかけ
を質問した時
前の職場と答えたけど
正しくは今の職場ということ
それくらい
(それが大きな違いなんだけど 笑)

聞かれなかったから
言わなかっただけ
聞かれたことには答えた
嘘はついていないし
騙してもいない

なるほど・・
へぇ〜そうきたか
確かにそうだわ
とみょーに感心してしまった私

いやいや
そう言われても
どうも腑に落ちない

それって 隠し事がバレて
都合悪くなった時の
口実の手段で逃げ道じゃない?

明らかなことは
知られたくないことを
故意に隠してた
それは嘘と同じくらい
不誠実なことなのよー
と声を大にして言いたい(笑)

私はすっかり騙されたような
気になって彼を責めた
でもね 伝わらないの

また同じことが起きて同じ思いをする

・・ずるいな・・

彼と付き合ってる間
そんな歯がゆい思いを
何度か味わった

そんな時に もやもやしない
心の持ち方

隠していたことを
知ってしまった内容で
相手を傷つけた

その事実だけを彼が受け入れて
くれたらよしとしよう

隠したいこともあるさ

隠されていたことを
わいわい騒いで 嘆いても
相手にはただつまらないことで
怒ってる私でしかないのだから









ほんとのことが知りたい

日記
03 /13 2018
空き地に車を止めて 彼に電話した

「もしもし」
「ん? 今帰ったのか?遅いぞ」笑
明らかに彼は寝起きの声だった

「ねぇ、 こうすけの彼女って
持田さんだったの?」
「・・え・・」
(やっぱり)

「知ってるんだから」
「 そっか 聞いたのか、うん その通りだよ」

「ほんとなのね」
「黙っててごめん」

「ひどいじゃない 」
「ごめん、言おうと思ってたけど言えなかった」

「こんな形で知られるなら最初から言えばよかったのよ」
「ちゃんと時期をみて
オレから説明しようと思ってたのに・・」
彼は深いため息をついた

「それを知ってたら りか
俺とは付き合わなかっただろ」
「あたりまえでしょ」
「知ったら 離れるだろ」
「もちろんよ」
「それは耐えられないから・・
それに持田さんとはもう終わったんだ」

「とにかく 明日会ってちゃんと話そう」
「嫌よ、話すことなんてない!
持田さんの後に抱かれたなんて
それとも 持田さんと私を
同時に抱いてたの?
想像しただけで気持ち悪い」

「そんなわけないだろ!」

あ、興奮しすぎて
ひどいことを言ってしまった

(ダメだ、攻撃が止まらない
これ以上 繋がってると
何を言い出すかわからない)

「じゃ 今から話そう
ほんとに悪かったから」

「ごめん」「ちゃんと話すよ」
「愛してるのは りかだけだから」

その声を無視して電話を切った
その後も着信が
ずっと続いてたけど 放置した

私がショックだったのは
持田さんが元彼女で
あったということより
彼がずっとその事実を
隠していたことだった

それが許せなかった






元彼女の正体に衝撃

日記
03 /12 2018

(石田先生の彼女が持田さん?)

「うそ」

「ほんとよ
だって私 持田さん本人から
聞いたんだもん」

言葉が出ない私に気付かず
さらにまゆみさんの言葉が続く
「まさか 噂の彼女が
持田さんだったとはねぇ
灯台下暗しとは
よく言ったもんだわ
今 思うと仲がいいから
よく喧嘩してたのよね〜」

・・・

「あ、でも 突然 一方的に
別れを告げられたらしいよ
他に好きな人でもできたのかしら
それにしても
石田先生 ひどくない?」

「持田さん
すっかり落ち込んじゃって
同じ職場だし 辛いって」

「やけにテンション高くて
きれいになったと思ってたら
恋してたんだ。
今はげっそりして
見てられないけど」

そこでようやく私の異変に
気づいたまゆみさん

「あれ?りかちゃん、どうしたの?
顔色悪いわよ」

まゆみさんの家に着いた
車を止めて
エンジンを切った

「持田さん だったんだ」
私は声にならない声でつぶやいてた

「ねぇ、りかちゃん、大丈夫?
気分でも悪いの?」
心配するまゆみさんに
とうとう言ってしまった

「私、石田先生と付き合ってるの」
「え?」

「私が今の彼女なの」
「えええー!」


「ごめん 私 余計なこと言っちゃった」
「ううん、まゆみさんが
悪いんじゃないから。
いつかはわかることだし」

「持田さん、自分から
まゆみさんに打ち明けたの?」

「うん、二人きりになった時に
いろいろ悩み聞いて欲しいって
言われて、それで」

「そっか」
「でも ほんとに 取り返しの
つかないこと言っちゃって・・
ごめんなさい」

「大丈夫、まゆみさんが
謝ることじゃないよ。
教えてくれてありがとう」

そう言って まゆみさんを
降ろして車を出した

家に帰る気にはならず
空き地に車を止めて
深呼吸をした後、彼に電話した

koharu

40代の主婦

婚外恋愛、失恋、
辛い日々を乗り越えることが
できた現在
優しく穏やかな気持ちで
自分の経験を元に書いています
暗くて孤独な迷路に入っても
きっと出口は見つかるから…