可愛いメール

日記
01 /31 2018
私のメールアドレスを教えた日

帰宅していつものように
子供たちと夕食を済ませて
お風呂に入った
子供たちを
寝かせつけて
ほっとひと息ついた時
メールの着信音が
鳴った

もしかして・・・

「こんばんは 石田です
初めてこんなのを
送ってまーす」

こんなのと言うのは
デコレーションメールのこと

文字が楽しそうに
クルクルと踊って
賑やかな可愛いメールだ

きたきたー
それに、デコメなんかして(笑)

「すご〜い、かわいい
派手派手メールありがと」

「女性にこんなのを送るの
初めてで緊張しましたよ」

(彼女にはしてないのかな?
ま、いっか)

「今夜は 野菜炒めを
作って食べました」

「偉いね、上手にできた?」

「はい、美味しかったです」

そんなたわいもないやりとり
それだけで十分楽しかった

メール交換(2)

日記
01 /30 2018
仕事に戻って
記録をしていたら
彼は 私の前につかつかとやってきて

「嘘つき! 」
と笑いながらさっきのメモを
突き返した

「え?なに、どーゆーこと?」

「全然 送れないじゃないですか?」

「うそ、そんなはずは、、あれ?
あ、ここ間違ってた」

「ごめんね 次は届くはず」

「ほんとかなぁ、
あー僕 心折れちゃったからなぁ」

そう言いながら
新しく書いたメモを
握りしめて
去って行った

早速 、休憩室から
試みたんだ

文句言いにくるなんて
なんだか かわいい
ふふっ

メール交換 (1)

日記
01 /29 2018

彼の誕生日から
数日が過ぎたある日

この日も彼は私を
追いかけるように
休憩室にやってきた
そしてつかの間の
ランチタイム
話が弾んで
あっという間に時間が過ぎた

そろそろ仕事に戻らなきゃ
と立ち上がった私に

「山口さんってメール
するんですか?」

「うん、するよ
そんなにまめじゃないけど」

「これから仕事で連絡とりたい時が
あるかもしれないし
教えてくれますか?」

そういえば
こんなに話してるのに
お互いのメールも
電話番号も知らない

「うん、ほんとだね
ちょっと待って」

私は慌てて
メモにアドレスを書いた

(とうとうこの日がきたのね〜♪)

「これだよ」

(その当時はまだラインなどなく
いたずらメール防止のために
かなりめんどくさいアドレスに
してるのが仇となる)

「ありがとう、僕のは
またそこで知らせますね」

私は一歩いや 二歩くらい
前進したのを感じて
浮かれてた
出会って4カ月に
なろうとしていた

彼の誕生日

日記
01 /28 2018
「僕、昨日 誕生日だったんですよ」
何気ない会話から
急に飛び出した

「え、そうなの?
おめでとう
早く言ってよ〜
ケーキくらい
買ってきたのに」

「ありがとうございます
33になりました」

「若いなぁ
お祝いしてもらった?」

「ええ、まぁ
誕生日だけは
大切にする家族なので
母や兄弟が祝ってくれました」

「そっか そっか」

(知りたいのは そこじゃない
んだけど)

翌年から
この日の前日
つまり彼の誕生日は
私にとって
特別な日になる

別れた今でも
その日は記憶から
なくならない

片想いでも

01 /28 2018
なんとなーく
お互い意識している
と感じるような日があったり

そうでもないか

思いすごしか

彼女いるんだもんね
と思う日があったり

ただ 異性で気になる存在が
あるだけで
こんなに仕事に行くのが
ワクワクするもんなのね

肌や爪、手、持ち物
お化粧も髪型も

少しでもきれいに
見られたいと気遣う
自分がそこにいた

男心をくすぐった?

日記
01 /27 2018
翌日 私を見つけ
彼が近づいてきた
そして 落し物の
お礼を言ってくれた

私はにこにこしながら
黙って聞いていた



「ところで
あのシールはおまけですか?」

「?なんのこと?」笑

「いやいや、あんなことするの
山口さんしかいませんから」

「あははは、バレたか
かわいいでしょ
でも 邪魔だったら剥がしてね」

「安全運転のお守りを
剥がせるわけないでしょ」

いつもより
弾んだ声で 仕事に戻っていった


(ふふっ、お守りかぁ)


これだけのこと

ちょっとした遊び心
だったのだけど
少なくとも
オレの心を動かした
出来事だったと
後から聞いた








引用

いたずら心

日記
01 /26 2018

さて、これでよし

普通ならそれで終わるはずだけど
終わらないのが私

さらに
自分のカバンをごそごそ

「あった これこれ」

にんまり

彼のバイクの
ガソリンメーターの
下にペタリ

ペコちゃんのシール
いたずらな表情で舌を
ペロリと出してるペコちゃん

ちなみに私のバイクにも
貼ってみた
もちろん目立たない場所に
(勝手にお揃いだぞー笑)

気づいてくれるかな

明日が楽しみだ

落し物

日記
01 /25 2018
残業して遅くなった
12月のある日
すっかり日が暮れて真っ暗な
バイク置き場

まだそこには
彼のバイクもあった
石田先生も残業中かぁ

そこで
一枚の紙を拾った

「??」

(リハビリプラン?
もしかして石田先生の?)

私はカバンをごそごそと
し始めて

持っていた絆創膏で
その用紙を
彼のバイクのハンドルに
貼り付けた

「おつかれさまでした。
でも大事な患者様の情報
落としちゃダメよ」
とメモを添えて

もちろん匿名

その後ちょっとした
私のいたずら心が
彼の心の火をつけた

付かず離れずの距離

日記
01 /24 2018
「山口さんって
変わってますよね?」

「突然 何よ」笑
(本人は至ってノーマル
なつもりなのだが?)

「普通、そんな話聞いたら
眉間にしわを寄せて
ドン引きしますよ」

「あーそうゆうことね」

彼の武勇伝か
確かに波乱万丈だ

私の周りには
いなかったタイプ

過去のしてきたことは
さておき、今も
その面影が残ってる
心は少年のようだもの

そのまんまの心を見せて
無邪気に笑う
時々失礼だったり
空気が読めない発言も
あったり
彼は気づいていないかもしれないけど

だから私は 母のような
穏やかで優しい気持ちで
彼の話に耳を傾ける
そして話にのめり込むと
自分も少女になって
いつの間にか
無邪気に笑っている

「目を輝かせて聞いてくれるから
ついつい過去の自分の
過ちも 話してしまう
不思議だなぁ」

閉鎖的に生きてきた私には
その時その時
彼のしてきた行動に
熱くなる

一方で好奇心はあるけど
行動に移せず
保守的に生きてきた私
自分の知らない世界を
聞くのは楽しい


そしてなによりも
彼の話は
嫌みがなくて退屈しない

お互いに居心地の良さを
感じるいい距離感
それ以上でもそれ以下でも
ない職場の仲間の一人

出会って3か月に
なろうとしていた

似た境遇

女友達
01 /23 2018
まゆみちゃんと私は
学生の時に
大好きな彼氏がいて
3年も付き合ってて
結婚も考えてたのに
その彼が他の女性と
浮気をしたのがバレて
別れてしまった

たった一度の過ちだったけど
プライドが傷ついた私たちは
どうしても許せなかった

で、その後に
知り合った今の夫と
あっという間に結婚した
やけを起こして結婚
したわけではないけれど
相手の背景や条件
愛するより愛されて
結婚したかったと
いうところかな

話せば話すほど
そんなところが
よく似ていた

そして 今でもお互い
その元彼と繋がってるとは
不思議なもんだ

でも まゆみちゃん
元彼とはマンネリ化していて
新しい出会いがほしいな
なんて言ってる

koharu

40代の主婦

婚外恋愛、失恋、
辛い日々を乗り越えることが
できた現在
優しく穏やかな気持ちで
自分の経験を元に書いています
暗くて孤独な迷路に入っても
きっと出口は見つかるから…